静岡県吉田町の冬レタス
どんぐり農園が農業を営んでいる「静岡県吉田町」は、知名度こそ高くないものの、日本でも有数の規模と歴史を誇るレタス産地です。
レタスの栽培は昭和30年頃大井川下流域の吉田町・島田市で水稲収穫後の麦・なたねに代わる作物として導入されたのが始まりと言われており、吉田町は県内でも1位、2位を争うレタスの産地です。吉田の田んぼは冬になるとお米からレタス畑にチェンジ。温暖な気候を理由にして作られたしゃきしゃきレタスは東京市場で人気を得ています。
吉田町役場ホームページより引用(http://www.town.yoshida.shizuoka.jp/2340.htm)
吉田田んぼ
吉田町のレタス生産の中心になっているのは、「吉田たんぼ」と呼ばれている場所で、大化改新(645年)には条里田があったされています。
どんぐり農園はこの1000年を超える稲作の歴史がある圃場で農業を営ませていただいており、この地域で農業を行う一農家として、歴史ある貴重な圃場を未来に繋いでいきたいと考えております。
吉田たんぼからは、富士山、南アルプス(光岳、茶臼岳、聖岳など)の山々が望め、田んぼの景色と合わせて、大変美しい景観がある場所です。夏は稲作、冬はレタスを中心とした稲作で田んぼが変わっていく様子も非常に美しく、四季を通じて、訪れて頂きたい場所です。
冬のレタス栽培に向く恵まれた気候
吉田町でレタス栽培が盛んになった主な理由は、2つあります。
- 冬でも温暖な気候。太平洋を流れる黒潮により、海上から暖かい空気が流れてくる為、冬でも暖かさに恵まれた地域となっていることが冬レタスの栽培に向いているという地域特性があります
- 冬の日照時間が長い。日本でも有数の日照時間の長さにより、野菜の成長に欠かせない太陽の光を十分に浴びることができます
どんぐり農園のレタス栽培
どんぐり農園では地域の先鋭的な農家の元で1年間の研修を行わせて頂いたのち、独立しております。独立後も、周りの先輩農家や吉田町、JAなどのアドバイスを頂きながら、生産を行っております。
冬レタスの栽培期間
定植時期:9月上旬〜11月(当地域では、2月ぐらいまで定植されている農家様もいらっしゃいます)
収穫時期:10月下旬〜3月上旬(当地域では、5月ぐらいまで収獲されている農家様もいらっしゃいます)
栽培の流れ
レタス栽培は種まきから始まり、肥料を撒いて、レタスを定植し、途中、レタスを保温するビニールトンネルを張るなど、様々な管理を行って収獲に至ります。収穫後、作業場で出荷調整(傷んでいる葉っぱなどを除去し、ラップに包む)を行って、出荷となります。
9月上旬頃植えたレタスは約2ヶ月ほど掛けて、11月上旬頃に収獲出来ます。11月中旬頃植えたレタスは3ヶ月半以上掛けて、2月下旬から3月頃の収獲となり、寒い冬ほど、日数を必要とします。
作業動画
どんぐり農園のレタスへのこだわり
どんぐり農園が大事にしている事は品質の良い状態で、おいしいレタスを消費者の方にお届けする事です。その為には、レタス栽培における緻密な栽培計画(Plan)と丁寧な管理(Do)が重要になります。
- 適期収獲を確実に行う為の緻密な定植計画
- 土作りを行い、適切な施肥設計の実施
- 仕事に追われず、遅れのない管理作業の実施
レタスの購入について
大変申し訳ありませんが、現在、インターネットでの販売は行っておりません。マルシェでの販売、或いは、個別でご相談頂いた場合には小売、卸などを行っておりますので、お問い合わせページよりご相談頂けますようお願い申し上げます。